歴史のある会計専門2誌としての当協会機関誌『産業協会』と、森山書店刊の『會計』のご紹介です。
当協会は、原価計算を実業界に普及することを目的として、1941(昭和16)年9月13日に日本原價計算協會として設立され、同年12月10日には『原價計算』第1巻第1号が創刊されました。その後、戦時下でも毎月刊行を重ねたものの、1945(昭和20)年2月の第5巻第1・2号合併号を最後に継続が不可能となり、その半年後に敗戦を迎えました。戦後は、原価計算のみならず、財務、経理およびこれを中心とする経営管理全般に関する知識の普及等に目的を拡大し、組織名称も財団法人産業経理協会へと変更したことに伴い、1946(昭和21)年10月には誌名も『産業經理』に変更して月刊誌としての再刊を期すこととなりました。以後1983(昭和58)年3月までは月刊、同年4月以降は季刊(4月、7月、10月、1月)として刊行を重ねております。
当協会では、2002(平成14)年3月に、創立60周年記念事業の一環として、『原價計算』、『産業經理』の第1巻第1号より第60巻第4号に至る全頁をマイクロフィルムに収め、これを目次項目、著者名等に基づく検索機能を付加した閲覧用CD-ROM(16枚1セット)に収録し、公共図書館並びに大学図書館等に寄贈を行いました。
その後、日本における会計学の導入・発展・定着を跡付ける資(史)料の保存と活用の両立を図る観点から、森山書店の全面的なご協力を仰ぎ、1917(大正6)年より同社が刊行を続けている雑誌『會計』の第1巻第1号より第158巻第6号までについても同様に全頁を収録した閲覧用DVD-ROM(5枚1セット)を製作、『産業經理』に関しても、その後刊行した第61巻第1号より第66巻第4号までの部分を増補して閲覧用DVD-ROM(3枚1セット)として改めて製作し、公共図書館並びに大学図書館等へ寄贈させていただき、歴史のある会計専門2誌の20世紀に刊行分については容易なアクセスが可能となっております。
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