概 要
本研究会は、過去半世紀にわたって、わが国における公正妥当な監査に係る業務の定着をはかり、企業の健全かつ効率的な経営と発展、ひいては日本経済の健全かつ持続的成長に貢献すべく活動を重ねているものでありますが、この数年来、いわゆるガバナンス改革が急進展を遂げるなかにあって、ガバナンスの実態の監視、取締役の職務執行等の監査が有効に機能するための体制固めの「要」として、監査役員(監査役、監査等委員、監査委員)の位置づけは特に重いものになっています。
本研究会では、長年の活動実績をベースにして、監査役員業務を中心とするモニタリング体制のあり方を探求し、その重責を担う皆様が解決を迫られる諸課題をタイムリーに取り上げ、当該問題に最適任のゲスト講師をお招きし、コーディネーターとの討論を交えた複合的かつ重層的な検討を行うなど、ご参加各位の監査実践に大いに寄与できるよう運営して参ります。
つきましては、次々と押し寄せる諸課題の問題状況を整理し、その解決に向けた道筋、監査実践への手がかりを得る場所として、すなわち、コーポレートガバナンス・コードの「原則4-14」を具体化する機会として、本研究会を位置付けていただきたく、多数の監査役員皆様のご参加を賜りますようお待ち申し上げる次第でございます。