［セミナー］
　　 　 　　親会社によるグループ子会社管理のあり方　　　　　　

　近年、子会社における不祥事が相次いで発覚し、グループ全体のレピュテーションを大きく毀損する事案が散見されています。平成２６年の会社法改正では、親会社による子会社管理責任を含め、親子会社間の規律が大きなテーマとされており、親会社による企業グループ・子会社管理体制を適切に構築・運用していくことが実務上の喫緊の課題となっているところでありますが、親子上場における子会社の独立性が議論された事案にも注目が集まる中、親子会社の関係性をどのように構築するのかは悩ましい問題となります。そもそも企業グループのあり方自体が各社各様であり、抱えている問題点や管理するべきポイントも異なっているため、具体的にどのようにして子会社を管理すればいいのか、モデルとなるような方法は確立されてはいません。それに加えて、本年はコロナウイルス感染症の影響により、地方・海外の拠点との人的な往来を控える必要があり、海外子会社等に対する新たな管理手法も検討する必要があります。
　本セミナーでは、各社がそれぞれの実情に合わせて最適な子会社管理体制を工夫していくための留意点について、子会社・企業グループの特性等をふまえつつ、具体的に整理・解説いたします。