概 要
新型コロナウイルスは、企業に想定外のリスク対応を求めております。コロナ禍収束まではまだ数年はかかるかも知れず、当面は“Withコロナ”の時代における「新常態」にしなやかに対応できるかが問われているところです。法務分野においても、感染経路を含む個人情報の保護、テレワークの普及と働き方改革、株主総会や取締役会の新しい運営方法、グローバルサプライチェーンの修復とBCP(事業継続計画)の発動などのテーマには適切な対応を強いられ、これらは2021年春に施行が見込まれる改正会社法をはじめ、ハードロー、ソフトロー双方における近時の諸改正も関わります。
第30年度を迎える本研究会では、この大きな変革期に重責を担う会社役員に必須の法律問題を、タイムリーに取り上げ、最適任の講師による最高レベルの報告に併せて司会者を交えた質疑応答ディスカッションを行います。厄介極まる「Withコロナ社会」に相応しい最先端の経営法務感覚を求められる役員の皆様には、是非とも本研究会を研鑽の場としてご活用賜りたく、多数のご参加をお待ち申し上げる次第でございます。