概 要
企業を取り巻く法的ルールは、大きく変貌を遂げつつあります。コーポレートガバナンス・コードなどのソフトローが実務を先導し、その動向が会社法の改正に繋がるほか、金融商品取引法に基づく「開示ルール」の整備も大きく進化・深化する中、会社役員としては、働き方改革関連法、改正民法、改正不正競争防止法の各施行に向けた対応についても具体化を迫られるのみならず、国連のSDGsが掲げる目標とターゲットをESG経営のなかで如何にして達成していくかという姿勢も問われることとなっており、まさに直面する課題は目白押しの状況となっています。
第29年度を迎える本研究会では、こうした大変革期を乗り越えて行く上で重責を担う会社役員の皆様にとって必須の法律問題につき、毎回タイムリーにテーマを設定し、またそのテーマに最適任の講師による最高レベルの報告を行い、併せて司会者を交えた質疑応答ディスカッションを行ってまいります。グローバルな経営法務感覚が求められる会社役員の皆様に、是非とも本研究会を研鑽の場としてご活用賜りたく、多数のご参加をお待ち申し上げる次第でございます。